【心理】クルマのブレーキが効かない夢は、なぜ見る?

クルマのブレーキが効かない夢

クルマのブレーキが効かない夢は、たくさんの人が見る夢です。

クルマに乗らない人は、あまりクルマの夢を見ることがありません。
日常的にクルマを使っている人や、思い入れが強い人は、クルマのトラブルに関する夢を見やすくなります。

ブレーキが効かない」というのは、最もありそうで怖いトラブルです。
そのため、夢に出てくるのです。

これは、夢が恐怖へのシミュレーションという理論と同じです。
怖い夢を見ることで、現実世界で(できるだけ)パニックになるのを防ぎます。

夢で、実際に起こるかもしれないトラブルを再現することで、あなたは上手く対処できるようになります。

夢でブレーキが効かない理由

前述のように、「ブレーキが効かない」というのは、実際にありえるトラブルです。
非常に危険なので、誰もが恐れることです。

まず、クルマに関する記憶が夢で再生されます。
そのとき、恐れている現象も、一緒に再生されやすくなります。
したがって、この夢を見ないようにするのは、クルマに乗っている限り、難しいです。

とくにタクシー、バス、トラックの運転手さんは、この夢を見る確率が高くなります。

クルマによってブレーキの感覚が違う

一部のクルマは、ブレーキを強めに踏み込む必要があります。
クルマを変えたり、代車で怖い思いをした人は、多いかと思います。

この経験は、夢に影響するかもしれません。
夢は、記憶から取り出されるからです。

ブレーキが効くこともある

私が見た夢では、「ブレーキが効く」というパターンもあります。
単に記憶を、再生しているだけなのでしょう。

ブレーキが効いても、効かなくても、何か人生が変わったりすることはありません。

物理法則がおかしい可能性がある

夢では、物理法則がおかしくなる場合があります。

例えば、夢の中でジャンプすると、着地できません。
現実世界ではありえないですが、夢の中にいると、そういうものだと受け入れます。

夢の中でジャンプすると、着地できないのは、明晰夢[※]の実験で知られています。[※参考文献1]
着地ができないから、夢だと気づけるのです。

  • 明晰夢とは、夢の中で、これが夢だと気づくことです。

夢の中は、いくらか物理法則が違うようです。

目覚めへのアドバイス

ブレーキが効かない夢は、「あなたがコントロールを失っている」という夢占いが多いと思います。
(実際には、関係がないはず)

自分をコントロールするのって、一番難しいと思います。
しかし、最も大きな事実は、「他人はコントロールできない」ということです。

人生でコントロールできるもの

人生でコントロールできるのは思考、感情、行動だけです。
コントロールできないものを、コントロールしようとすると、無理が生じます。

どんな心理学のテクニックを使っても、相手をコントロールすることはできません。
自分の心が、ダメージを受けるだけです。

思考、感情、行動を変える方が、ずっと良いのです。

私たちは馬に乗っている

私たちの感情や行動は、馬に乗っているようなものです。
何もしないと、馬が進みたい方向に行くだけです。

その馬は、ラクな方向に進むのです。
心理学では、誰もが言う話ですが、やはり計画あるのみ。

勝手に進む馬(思考、感情)をコントロールして、行動してください!

参考文献

  1. Reality testing and the mnemonic induction of lucid dreams: Findings from the national Australian lucid dream induction study.