歯が抜けたり、欠けたりする夢は、多くの人が共通して見る夢です。
人種や年齢に関わらず、およそ40%の人が、この夢を見たと報告しています。[※参考文献1]
そして、歯が抜ける夢には、科学的な研究報告があります。[※参考文献2]
研究報告によると、歯に痛みを感じる人は、歯が抜ける夢を見る可能性が高くなります。
また、歯ぎしりなど、物理的な刺激と関連します。
研究者らは、「歯が抜ける夢は、心理的な不安と関連している」という予測をしていました。
しかし、調査をしてみると、その予測は否定されました。
調査によると、心理的な不安とは関係なしに、歯が抜ける夢を見たのです。
心理的な不安と、歯が抜ける夢は、何ら関係がありません。
一般的な夢占いでは、「歯が抜けることは、あなたが不安を持っている」とか、歯が生えてくることに関連付け、ポジティブな現象に結び付けるかと思います。
しかし実際は、歯に刺激を感じることで、歯の抜ける夢を見るのです。
夢は、身体の状況とリンクすることが、多くあります。
例えば、足を圧迫して寝ると、足が動かない夢を見る可能性があります。
健康に気をつかうチャンス
夢には、学習の役割があります。
歯が欠ける夢を見ると、目が覚めたあと、歯科を意識するでしょう。
そろそろ歯医者に行かないと
体をメンテナンスするのに、夢が役立っているのです。
これは、夢が学習の役割を持っていると言えます。
試験に落ちる夢を見ると、より勉強への意識が高まるのと同じです。[※参考文献3]
疲れていませんか?
ちょっと体をいたわってあげましょう。
なかなか歯医者に行けない人へ
私は、なかなか歯医者に行けない人です。
「今すぐ予約しなくても、まだ大丈夫そう」という先延ばしをしてしまいます。
そして、治すのが遅すぎて、後悔します。
ついつい「忙しいから」という言い訳をしてしまいます。
でも、実際は友だちと遊んだり、コーヒーを飲んでくつろいだりしてる時間があったのです。
「忙しい」という言葉は、頭にフタをするようなものです。
考えることをやめるのと、同じです。
また、「先延ばし」という厄介な思考は、やめたいものですよね。
先延ばしをするたびに、意思決定が未来に貯まるのです。
そして、自分をコントロールできなくなってしまう。
人間は、運動だけでなく、思考でも疲れます。
とくに意思決定は、疲れるのです。
スティーブ・ジョブズやオバマ元大統領は、意思決定を減らすため、同じ服を着ていました。
それぐらい、意思決定は疲れるのです。
歯医者を予約すれば、未来の意思決定が減ります。
そう考えると、早めに予約するメリットを感じますよね。
歯医者を子どもが怖がるときは?
子どもは、歯医者が嫌いです。
私も怖かったです。
ですから、早めに「歯を診てもらうために、歯医者へ行く」ということが大切です。
歯科検診に慣れてもらうことです。
また、歯医者さんごっこをしてあげると、歯医者さんに慣れることができます。
「歯医者さんの絵本」を読んであげるのも、効果ありますよ。