【心理】地震の夢には、どんな意味がありますか?

地震の夢と心理

地震の夢は、私もよく見ます。
地震は、生命に関わります。

そのため、頭の中にも、強く残ります。
強く残っているイメージは、夢にも出てきやすくなります。

日本は、地震が多い国です。
したがって、特に日本人は、頭の中に残ります。

大きな地震は、経験することが少ないので、耐性もつきません。
いつ来るか、全く分からない怖いものです。

地震の夢で、よく言われるのは以下のようなことです。

  • 大きな変化が起きる兆候
  • あなたの築いてきたものが崩れる

私も地震の夢を見るのですが、これらが当たったことはありません。

怖い夢を見るのは普通のこと

地震のような怖い夢は、科学的な研究が多くあります。
怖い夢は、現実世界の恐怖に対向するシミュレーションでもあります。

もし、地震の夢を見たことがないと、どうなるでしょうか?
実際に地震が起きたとき、気が動転して、何も対処できないかもしれません。

怖い夢には、「それが起きたときに、対処できるようになる」という機能があります。

【夢占い・心理】怖い夢の正体とは? 悪夢は恐怖のシミュレーション

地震が来るのを知っている夢

夢の中で、地震が来るのを知っているパターンがあります。
とても不思議です。
夢の中では、「なぜ、地震が来るのを知っているか?」という疑問が浮かびません。

それでも、地震が来るから、どこかへ避難しようとします。
あなたは、周囲の人を説得しているかもしれません。

映画やマンガで、よく見る描写です。
それらに感情移入するほど、その描写に近い夢を見ます。

感情移入ができると言うのは、特技であり、才能でもあります。
その感受性は、大切にしてください。

しかし、夢が何かを暗示することは、ありません。

地震って予知できるの? 予知夢なの?

現代の科学では、地震の予知は難しいです。
いくつかの研究報告があります。

大地震は、地球の裏側でも大地震を起こす可能性があります。[※参考文献1]
AI分析が進化したことで、新しいパターンが発見されています。

しかし、これだけでは、予知とは言えません。

また、「地球の自転が遅い年は、大地震が起こりやすい」という研究報告もあります。[※参考文献2]
こちらの研究と、2018年の北海道地震を結び付ける人がいます。
しかし、この研究報告では「赤道付近」と言われているので、おそらく北海道の地震とは、関連が薄いでしょう。

動物は地震を予知する?

人類は長い間、動物の行動と、地震の関係を研究してきました。
しかし、証拠となるものが、今も見つかっていません。

もはや「動物が地震を予知する」というのは、科学的ではありません。
ただし動物は、人間よりも、一瞬だけ速く地震を感知できます。

クジラやイルカが砂浜に打ち上げられる

クジラやイルカが砂浜に打ち上げられると、地震の前兆と言われます。
これも、上記と同じように、否定されています。

クジラは、エサを追い込みすぎて、沖に戻れなくなる場合があります。
そして、仲間を助けようとしたクジラも、砂浜に上がってしまうことがあるのです。

地震雲

これも動物の研究と同じで、雲の形が地震を予測できることはありません。
SNSでアップされているのは、「うろこ雲」や「(時間が経った)ひこうき雲」です。

予知夢

予知夢は、ソーシャルメディアを見ても、よく報告されています。
予知夢が当たれば、誰かに言いたくなりますよね。

占いも同じで、予知が外れたものは、報告されません。
予知夢というのは、ありそうに思えてしまうのです。

目覚めへのアドバイス
備えあれば憂いなし!

地震の映像(映画)を見たり、地震が起きると、夢にも出てきます。
危機を感じるので、強いイメージが残るからです。

また、地震の夢が正夢になるのは、非常に少ない確率です。
そうは言っても、何も備えないのは、間違いです。

何にしても、災害への備えは大切です。
人は、「自分は大丈夫だろう」と思い込んでしまいます。

これを心理学で「正常性バイアス」と言います。

早めの行動が吉

なぜか人生って、行動が早いほど、上手くいきます。
すでに行動が早い人は、そのままでOKです。

でも、私はなかなか行動ができません。
失敗を恐れるな」と、簡単に言われても、難しいものです。

そして、本当に失敗を恐れてるのではなく、やる前に考えてしまうのです。

これで大丈夫かな……

どちらかと言えば、掛けた労力や、コストを失うのが怖いのです。
こういった性格の人は、多いかと思います。

失敗ではなく、失うのを恐れている

という感情です。

でも、これは本当に上手くいきません。
やはり、早めに行動するのが一番です。

もし、行動ができないでいるのなら、早く行動することの大きなメリットに注目してみてください。
そして、「行動できない理由」を、ひとつひとつ書き出します。
案外、文字にすると、冷静に対処できるものです。

何か迷って行動できないでいるなら、上記を試してください。
早く動けば、いつも「」です!

参考文献

  1. Evidence of Systematic Triggering at Teleseismic Distances Following Large Earthquakes
  2. Do weak global stresses synchronize earthquakes?